バス会社さんは、「所有バス」と「その台数に応じた事業計画」を運輸局に届け出をする必要があります。そしてバスを増やしたり減らしたりするたびに、都度、運輸局に届け出をしなくてはいけません。その際、台数の増減による事業計画の変更の届出も必要になります。
休車制度とは、コロナ禍によりバス会社さんの仕事量が著しく減るなかで時限的に設けられた制度です。所有バスの車検の更新時期が来た際、「一度減車(登録台数を減らす)して、仕事が戻ってきたら、車検を取って、増車(台数を増やす)しよう」と考えた際に、休車の届け出を出せば、増減車に伴う事業計画の変更の届け出を不要とする制度です。
コロナ禍がまだ収まらないバス業界において、この制度を利用するバス会社が多く、休車の状態で売りに出される車輛も多いです。「中古バスの達人」で紹介してる車輌のうち、車検がない、ものも、休車してるものについては、「仕事が戻ってきたら、売却を取り消し、仕事で使おう」とバス会社さんは、考えてる車両です。通常の車検切れの車両より、安心して購入できるバスと言えます。